アイドルは儚いものなので

ご多忙ごきげんOL

アイドル力、パフォーマンス、人間性

「ガムシャラJ's party vol.7」観にいってきました。ガムシャラ史上最少出演者数、五人。このライブ自体は23~26日まで全6公演ですが、25日からはSexy松が加わるので五人でのライブは私が観た公演まででした。その一回しか観なかったけど、全方面にすごくいい公演だったと思うのでオーラスパワーが発揮されてたのかもしれません。

さて、出演者の五人とは。

松村北斗

京本大我

森本慎太郎

・田中樹

高地優吾

特に私は松村北斗くんと田中樹くんを中心的に見ようと思っていました。普段から好きなメンバーです。松村くんはクールなセクシーさに定評があります。が、私は彼のセクシーさよりも思慮深そうなところが好きです。一生懸命いろんなことを考えているところ。彼が一生懸命勉強して考えて「これでどうだ!」と勢いよく攻めの姿勢で臨んでくるバラエティも好きです。

田中樹くんはお調子者的な立ち位置でMCを盛り上げるトーク力、バラエティ能力に長けています。そこが好きです。が、単純に面白いことが言えるとか面白いことができるとかそれだけじゃなくて、空気を読めるというのが彼の一番のバラエティ適性だと思います。あとものすごい照れ屋で普段はチャラチャラして見えていつもふざけてるくせにたまに(といっても結構見る)する照れ笑いだけでご飯30杯食べれる話は長くなるのでやめておきます。とにかく最近の私は毎日彼のことを五回は考える、今一番好きな人です。北斗と樹を並列させましたが、正直北斗よりも樹に重きを置いてみるつもりでした。

そしてもう一人、彼のいいタイミングは見逃さないように気を付けようと決めていたのは京本大我くんです。彼には魅力が多すぎると思っています。魅力や特徴を箇条書きにしたときに、ほかの人より明らかに多くなるんじゃないかと。歌がとても上手くて、ダンスも綺麗で、顔が美しくて、驚異の色白で、二世タレントで父は京本政樹で、そんな美しい容姿のくせにかなり天然で、天然というか愛すべきバカというか、いつまでも子供で、噛み癖があって、そのくせ仕事への姿勢には覚悟を感じさせるプロっぷり。思ってたほど書き出せなかったからこれよりもっとたくさんあると思ってもらいたいです。wとにかく彼には「見出し」が多すぎるのです。その話は今度します。私はそんなたくさんある見出しの中で、彼の歌とダンスを基にしたステージ力がとても好きです。だから踊ってる大我を見逃したくないなという気も持ちつつEXシアターに向かいました。

 

前にも述べましたがライブはすごく良かったです。セットリストも良かった。5人という人数で観客の視線が多くとも5つに絞られていたのも良かった。演出にも工夫を感じたし、ソロもそれぞれきちんと考えて、少ない人数で振り幅のあるライブをみせようという気概を感じました。

しかし樹を見よう!と意気込んでいた私は序盤で予定が崩れます。やっぱり樹より北斗を見ようかな…。樹くんはダンスが上手ではありません。樹を一番に好きな人なら見ていられるんだろうけど、ほかにもお目当てのいる私は視線をうろつかせます。北斗も決して上手ってほどではないんだろうけど、ステージにすごく入り込んでいるので見ていて安心します。アイドルの松村北斗、ステージ上の松村北斗、たくさんのファンの視線を浴びる松村北斗を、本人が気に入ってるんだろうなと感じる。北斗くんのうちわがすごくたくさんあったので、それも彼のテンションをあげてくれていたのでしょう。アイドルしてた。

しかし中盤、私の視線は京本大我へと移っていきます。五人が一列になって同じ振りを踊っているときに大我を見ないのはなんだかもったいない気がしてしまう。そりゃあまだまだだと言う人も多数いるだろうけれど、私の眼には間違いなくこのメンバーの中で一番見ごたえがあるパフォーマンスです。歌って踊ってるときの大我に焦点を合わせて、損をしたことがありません。エリザベートおめでとう。

そして一発決めたるJ(MC)、VTRコーナーといった企画をはさみ、私はここで樹を見ていました。ガムシャラでは一発決めたるJコーナーのMCの際は毎回一人か二人かにカンペが渡されます。それはつまり「今回はあなたが進行をやってね」の意です。私は初めて樹が進行を担当するのを見ましたが、意外でした、できるんですね。バラエティ班ではあるものの、ボケたりギャグやったりガヤったりがいつもの樹くんです。進行をやるイメージはまるでなかった。でも特別なことを任されているって雰囲気もなく、いつも通りちゃちゃをいれたりボケたりツッコんだりしながらもさらっとトークを進めていて驚きました。あ、できる人なんだ!?最初に樹を紹介したときに書いた「空気が読める」がすごく良く応用されていたように思います。コンサート終盤、ファンサ曲でも樹を見ないともったいない気がしました。お客さんとのコミュニケーション、メンバーとのアイコンタクトなど、人間性が垣間見えるところでの樹がすごくいい。

 

このコンサートで私は「自分がアイドルを好きになるポイント」を改めて3つ発見しました。ひとつ、アイドル力。自分の魅力に客を引き込み、“アイドル”を魅せ感じさせる力。ふたつ、パフォーマンス。歌ダンス演技力等々、お金を払ってみにきた観客を納得させるそれ。みっつ、人間性。素敵な人なんだなと思えるかどうかは当然にすごく大きいです。もちろんどれも好みの問題があるのだけど。その三つを改めて挙げて、そのどれもを少なくともそれなりには持っている人を「担当」にしているんだなと、ぼんやりと考えた土曜日でした。