アイドルは儚いものなので

ジャニーズJr.が刹那的で最高

Love-tune Live 2017-運命なんかじゃない

 早いものでZepp Diverityで行われたLove-tune Live 2017からもう10日以上経ってしまった。一分一秒ごとに、あの興奮が過去になって記憶が薄れていってしまうのがとてつもなく悔しい。それくらい私にとって、そしてきっとLove-tuneにとっても大きな山となったライブだったんじゃないかなぁと思っている。なんか本当に色々とすごかったから、書き残したいことの3割も書けないだろうなって諦めながら書き始めている。

 

 正直始まる前は今更「ファーストライブ」っていうのがピンとこなかった。ジャニーズJr.のイベントの中で「単独公演」は何度も行ってきたし、演出や魅せ方を自分たちで作るっていうのも経験してきている。実質のところは既に体験しているけど名前としての「ファーストライブ」をもらえたのだと、そう解釈していた。でも幕が開いて、3日間3公演をやって、すごく分かった。あぁこれがLove-tuneにとってのファーストライブだったんだ。説明が難しいけれど、彼らの放つ空気がそうだった。きっとワクワクも緊張もプレッシャーももっと他の感覚も持ちきれないくらい抱えてステージに立っていたんだろうと今になって考えられる。いつもと同じじゃ立てないステージだったんだろうなって。

 

 Love-tuneって、すごく主観で無責任なことを言うけれど、ずっと何かに追われているグループだなぁと感じている。同世代がどんどんユニット化してそれまでの総無所時代から一変ユニット戦国時代に突入したときに、慌てて集まったようなグループの結成だった。この波に呑まれて埋もれてしまわないように、置いていかれないように、焦って慌ててとりあえずひとつに固まった。そこにエモい運命なんてなくって、奇跡なんかじゃなくって、ただ「消えたくない」「売れたい」から手を組んだ、すごく現実的で意図のある誕生だった。そこから、既に明確な個性を持っている他のグループに引き離されないために、猛烈なスピードでがむしゃらに走り続けてきた。彼らはいつも焦っているように見えたし(実際結成したての頃は「その意図は?!」から見るように、無駄のない議論・無駄のないリハーサルを重視していた気がする)、かなりのハイスピードでここまでグループの個性や価値観、ひいてはLove-tuneそのものを作り上げてきている。その様子を見ているとスタートの遅さやグループとしてのバックグラウンドのなさをハンデに感じているのは、他でもないメンバーたちなのかなと思ったり。そしてやはり彼らにはどうしたって振り払えないいくつかの“呪い”が張り付いている。(“呪い”っていう表現を使っていたブログさんを見てしっくりきたんだけど今すぐに見つけられないので見つけ次第リンクを張ります)影のようについて回るし、表裏一体、ずっと言われ続ける。故に風当たりは厳しくて、賛否両論、なかなかハードなお言葉も飛んでくる。中途半端で実力がないって言われやすいし批判も受けやすい。単純に嫌いだってはっきり言われることまである。そんな状況に「立ち止まったら呑み込まれる」って、ファンでも怖ろしく感じてるんだから本人たちがビビらないわけがない。足を止めたら“呪い”に食われる。前進しないと振り切れない。彼らはずっと、ギリギリのところを走り続けている。

 だからなのかな、Love-tuneがやったファーストライブって意外なほどに力強かった。私が勝手にイメージする今のJr.ユニットが行うファーストライブってもっとエモくて、切なくて輝いて、達成感があって、「今まで、ここまで、やってきた」というファンへの感謝と発表の場で。今のJr.ユニットは経験が多いしファンもそれを共有しているから、そんなファーストライブを想像する。でもLove-tuneのファーストライブは、とにかく力強く破裂するように勢いよく駆け抜けていったのだ。驚いた。ふわふわ幸せ~な感じじゃない。セトリは今までLove-tuneがやってきた楽曲が中心で並びだけ見るとエモそうなんだけど、これがそんなにそこまでエモくない。甘くて優しい過去を持たないLove-tuneらしい、「今この瞬間がベスト」で「未来はもっとベスト」なポジティブで疾走感があって前傾姿勢なライブだった。

 多分あのライブに入った全員に刺さったであろうパフォーマンスは、最高の盛り上がりにぶち当ててきた『象』(関ジャニ∞)だったと思う。世界観があったりアイドルを魅せてくれる楽曲があるのに対し、『象』はある種メタ的でアイドルの「中の人」が見える類のパフォーマンスだった。アイドルを脱ぎ捨てた彼らが魂を剥き出しにして、それを削ってステージに立っているんだって、そういう感じがした。疾走感と同時に彼らが立ち向かっている逆風まで見えるようなあの数分間。大声で歌ってエネルギーを全て放出しないとあの場に立っていることすらできないんだろうなって思った。大袈裟になってしまうけど、人生賭けてアイドルやって、命懸けでステージに立っているんだって、そういう気迫が本当にあったんだ。安井くんが最終日の挨拶で口にした「絶対に諦めない」という言葉もすごく人間らしくて、いつも一枚「アイドル」を着ているような彼らしくない泥臭さがとっても胸に刺さった。Love-tuneは常に戦って、焦って、悔しくて、負けられなくて、怖くても走り続けているんだなって、彼らが決めた「Love-tune」という茨の道を走り抜ける覚悟を強く強く感じるパフォーマンスだった。

 最新オリジナル曲『This is Love Song』で幕を下ろす本編。エモい挨拶からのエモい楽曲で涙を誘うんだけど、二番に入った途端急にアレンジが変わってエモさを吹き飛ばすキラキラなアイドルソングになるところがとってもLove-tuneらしくて好きだった。楽しいことが好きでしょ?明るい方がいいでしょ?アイドルだからキラキラが似合うでしょ?俺たちは泣いたりなんかしない、努力なんてしない、ファンのみんながいて楽しくて幸せでいつも笑っていられるよって、そういうLove-tuneらしさ。私は『象』を歌った彼らの本気も覚悟も傷も痛みもちゃんと見つめた上で、『This is Love Song』を歌うアイドルな彼らを全力で「かわいくってかっこよくってキラキラで最高!」って言いたい。Love-tuneが誇っているそういうアイドルとしてのプライドを何よりも尊重したいと思うのだ。

 

 Love-tuneってやっぱりビジネスライクな構造で、極論お互いを嫌いでもやり続けられるユニットで。だって運命が引き寄せた7人じゃないから。その代わりみんなが同じ方を向いているというのがすごく必要なユニットでもあると思っている。同じ熱量で同じビジョンを持って同じ方向に走る。その「みんな」の中に多少なりともファンが存在していることを、体感として得られたファーストライブだった。それってすごいことだ。「俺たちとみんなで~?」なんて言葉はほぼノリみたいなもんで鵜呑みにするほど純粋じゃないけど、今Love-tuneのファンをしている人、Zeppであのライブを味わった人には「俺たちとみんなでLove-tune」がどうしたってハマってしまうんじゃないだろうか。結成一年半、グループカラーができていく中でファンの風土や文化も生まれてきて、私はそれをすごく気に入っている。ステージ上も客席もみんなが前のめりに盛り上げていくスタイル、一曲目一音目からフルスロットル全力で楽しみにきている。エネルギッシュでポジティブな雰囲気がまさに担タレですごくいいなぁ、よかったなぁと思うんだ。話が逸れたけど、メンバーがみんな同じ未来に向かって全力疾走してないとバランスが崩れてしまうユニットなのだ。一人でも手を抜いたらその瞬間に機能しなくなるような危うさを持っていて、だから全員が必死にやってる。色んなものに追い立てられて、とにかく前進しないと息ができないから走ってる。運命も奇跡もないから、努力と本気をひたすらにぶつけ合うしかない。そんな彼らの熱量と覚悟に魂を揺さぶられたライブだった。めちゃくちゃ楽しかった。感情を全部だして盛り上がれる最高のライブだった。私はLove-tuneのライブがきちんと評価されてほしいと心から願っている。

 

あー!やっぱり全くまとまらなかったし言いたいことの1割も言えなかった!!なんか脳みそを垂れ流すみたいに書いてしまった!クソみたいなブログ書いた!深夜テンションクソ!!もっとエモエモしく壮大に書けばよかった!でもエモいお涙頂戴なんてLove-tuneらしくない!!未来しか見てない!!はーたのしかった!最高だった!!一生忘れたくない!!Love-tuneを銀河一幸せにしたい!!!!寝る!!!!!